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こんにちは、はっしーです。
今回は、近視予防・近視進行を抑えてくれることが期待されているアイケアークリップという商品について紹介記事を書かせてもらいます。
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近視進行を抑える?
小児と近視、近視の進行
近視
近視は、眼球の形が前後方向に長くなり(眼軸が伸びる)、眼の中に入る光の焦点位置が網膜より前になっている状態です。
近視の見え方は、その度数に合う近くの物ははっきり見えて、遠くのものがぼやけて見えます。
近視の原因と進行
近視には、遺伝と環境の両方が関与するとされています。遺伝要因は両親やご先祖から受け継いだ遺伝子によって生じるものです。環境要因には現代のライフスタイルによる屋外活動の減少やスマホ・タブレット・その他宿題などの学習といった近くをみる作業時間の増加や近業での作業距離の短縮が挙げられます。近くでものを長い時間、短い距離で見ていると近視が進む、ということです。
なぜ近視の進行を抑える必要があるのか?
近視になると、進行するとどうなるのか、気になるところですね。もちろん適正な度数でないメガネでは見えにくいのでメガネの買い替えも必要になります。それ以上に、進行して近視が進むと将来の目の病気の罹患率(病気のかかりやすさ)に影響があるという疫学調査結果がでています。(例:強度近視では緑内障罹患率が近視がない人に比べて14倍のオッズ比となる)
また、近視発症年齢が小さければ小さい程年間の近視進行量は多いとされています。(例:6歳~7歳の近視進行は年間-1.06D)
以上のことから、近視は進行しないことに越したことはなく、小児の間にしっかりと進行抑制の対策を行っていかなければなりません。
眼科での近視進行抑制の治療
現在(令和6年3月)、保険診療での近視進行抑制の治療は行われていませんが、保険外診療としていくつかの近視進行抑制治療が国内各所、各眼科で行われています。主に行われているのはオルソケラトロジーや低濃度アトロピン点眼、焦点拡張型ソフトコンタクトレンズといったものが挙げられます。その他、レッドライト照射によるものも行っている眼科があります。それらの治療により眼軸伸展を抑制しています。
しかし、どの治療法も保険診療外であることからも高額であり、途中で治療をやめてしまう方もおられます。
手軽にできる進行抑制はないのか?
生活習慣の見直し
もっとも手軽な近視進行抑制は、屋外時間の確保です。屋外で日光に当たることが近視抑制に有効とされています。しかし有効とされる屋外時間は1日2時間以上とされいます。1日2時間以上というのは共働き家庭や習い事の増加といった日本の社会にはなかなか難しい時間とも言えます。
ではどうしましょうか?
近いところで見る作業の時間と距離を調整しましょう。
これまでの研究から、読書や書き物をするときは
少なくとも30cm以上離して作業すること、30分に一度は遠くを見て連続させないことが効果があるとされています。
時間管理はタイマーセットでできるでしょう(例:アレクサ、30分後にタイマー鳴らして)。では、30cm以上での作業はできるのか。30cmというと学校で習う本読みの姿勢・書く姿勢をイメージしてもらいたいのですが、ずっとその姿勢を保つのは難しいですし、保護者がつきっきりで見ておくわけにもいかないと思います。
アイケアークリップ
そんな時には、サポート器具に頼ってもらうのが良いと思います。
その名も「アイケアークリップ」(クリア電子株式会社)
近視進行の抑制と姿勢改善を目的に作られたデバイスです。
使い方は簡単で、メガネのテンプル(レンズ横のツルの部分)に装着してスマホを使って設定を行います。重さも7gとかなり軽量です。
装着している状態で①姿勢が悪ければ1回振動、②目が近くなれば2回振動、③部屋が暗くなれば3回振動とデバイスが①~③の条件を感知して振動させて教えてくれます。
また、アプリで見ている距離や時間、角度や照度までモニタリングできます。
日本眼科医会や日本近視学会ではこのデバイスを用いた近業調査などの発表もあり(アイケアクリップを用いた大学生の「近業」実態調査.2023など)、データは蓄積段階のものあります(データ分析ツールの医療機関への提供)ので今後近視の進行抑制に欠かせない商品として注目しています。
近視の進行抑制のための姿勢改善はもちろん、ゲームでの姿勢のモニタリングなどにも使用できますので、お子さんの生活習慣が気になる方には導入していただく価値があるのではないかと考えます。
(参考文献:日本眼科医会 目と健康シリーズ57 気を付けよう!子どもの近視)
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併せて使用すると良いものとして、もう1点紹介しておきたいのがこちらの椅子です。
目を近づけないようにするには座る椅子にも配慮が必要だと考えています。
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こちらのバランスラボから販売されているバランスチェアとアイケアークリップを使用して適切な姿勢で適切な視距離を保つことが近視進行を抑える第一歩だと考えます。
以上、読んでいただきありがとうございました。