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こんにちは、はっしーです。
今回紹介するのは、患者さん(眼鏡屋さんだとお客さん)の所持眼鏡(ご自身のメガネ)の検査をする際に使用する「はさまないメガネ遮閉板」です!
従来の挟むメガネ遮閉板との違いも含めレビューしていきます。
はさまないメガネ遮閉板とは?
現役視能訓練士の佐々木翔氏が社長をつとめる株式会社スクエアウィール社の商品です。眼鏡検査において使用される遮閉板は従来の製品ではレンズ/フレームをはさみこむ仕様でしたが、はさまないメガネ遮閉板はレンズ/フレームをはさみこむことなく簡便に遮閉を行うことができます。
従来のはさむタイプの遮閉板
比較
手前がはさまないメガネ遮閉板
奥が従来タイプのはさむ遮閉板
私の眼鏡を使用しましたが、レンズ径42mmの小径フレームでもすっぽり遮閉ができます。レンズ径の大きなフレームや特殊形状のフレームでは従来タイプではうまくはさめないこともありましたがはさまないメガネ遮閉板ではそういったトラブルも回避できます。
はさまないメリット
眼鏡を傷つけない
従来のはさむタイプでは挟むという特性上どうしても眼鏡に干渉す
る部分が多く、強度の屈折異常(強い遠視や近視)の場合はレンズの厚みもあり、挟む部分によってはフレームやレンズを傷つけてしまうおそれがありました。
時間短縮
従来のはさむタイプ眼鏡を傷つけないためにはさみこむ作業は眼鏡を傷つけないようにゆっくりとはさんでいかないといけないためどうしても時間をかけてしまっていた部分です。はさまずにさっと乗せるだけとなると傷をつけてしまう可能性も大幅に減少し、時間も短縮できます。
と、いいつつも所持眼鏡の検査は眼鏡を傷つけてしまわないように繊細に扱っていかねばならないことに変わりはありません。
軽さ
重量8gの軽量設計のため、検査中に眼鏡がずれてくることも最小限に抑えられています。
はさまないデメリット
紹介動画内にもありますが、大きく顔を傾けてもズレることが少ないはさまない遮閉板ですが、激しく動く小児は天敵となることもあります。
手軽に乗せる事ができるので小児の場合は気になって自分で外してしまうことがあります。しかし、そういった小児の検査では従来のはさむタイプであっても自分で外してしまうことも多く、むしろはさむタイプを無理やり外してしまうと傷の原因になってしまうのではさまずにさっと外せる、何かあればすっと落ちてくれると考えると眼鏡が傷つく可能性も大きく減らせますのでメリットとも受け取れます。
どこで買えるのか
いくつかの通販サイトでも取り扱っているようですが、眼科であれば医療機器の卸業者様へ連絡すると手に入れる事ができます。その業者様で取り扱いがない場合はスクエアウィールへ直接連絡されてもよいかもしれません。
それでも入手先に困った時のために下記に通販サイトへのリンクを貼り付けておきますが、時間に余裕があれば学会等の企業ブースでお願いしてみるのも一つの手段かと思います。
➤楽天市場
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まとめ
20年近く眼科で検査していて、この商品は本当に革新的で一度使うと戻れない商品です。過去、眼鏡の検査をする際には厚紙やプラスチック板を加工して遮閉していました。その後はさむ遮閉板ができて喜んでいましたが、先に述べましたように眼鏡を傷つけるリスクを抱えることとなりましたが、この商品でその悩みからも解放されました。
今後も色んな商品を企画・開発されているようなのでスクエアウィール社の動向は注視していきたいと思います。