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こんにちは、はっしーです。
最近色んなテーマでブログを書いており、多くの人の目に触れる機会も増えてきました。
そこで、眼科のお仕事、「視能訓練士」についてまとめていきます。
視能訓練士
視能訓練士(Certified Orthoptist:略称CO)
COはPT(理学療法士)・OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)などと並ぶ医療系国家資格です。
眼科専門になるためややマイナーなところがありますがその生まれたのは1971年と歴史は深いです。(参考:PT➤1965年、OT➤1965年、ST➤1998年)
業務内容
眼は外界からの情報のおおよそ80%を取得すると言われる重要な感覚器官です。その眼に特化した様々な機能評価を行うことを主たる業務としています。
全国の視能訓練士を取りまとめる職能団体、公益社団法人日本視能訓練士協会というものがあります。上の図は協会HPから一部引用してきた画像になります。
業務内容は大きく分けて4つあります。
01視能矯正
小さなお子さんは生まれた瞬間から視覚機能の成長が始まります(下図)。
その視覚の成長期、発達期間に大きな遠視や乱視、近視などの見え方の違いや斜視といった視線方向が定まらない状態が続くと視覚機能の成長を妨げてしまいます。そういった成長の妨げがないかを検査し、必要があれば眼鏡などの矯正手段を提案したりすることを視能矯正と呼びます。
02視能検査
眼鏡/コンタクトレンズの度数調整に必要な視力・屈折検査。
白内障などの手術前後検査
網膜疾患・緑内障などの視野・眼底検査など
眼科の一般的な検査から精密な特殊検査などを行います。
これについてはこのブログでシリーズ化している「眼科診療報酬シリーズ」の検査全般を指すと考えていただいて良いです。
03健診/検診
3歳児健診/就学時健診/生活習慣病予防健診など
健診から検診まで参加し、眼疾患の早期発見に貢献することを目的とします。
特に3歳児健診では弱視の早期発見のためのスクリーニングを行うことが重要であると位置づけられていますが、視能訓練士の絶対数が少なく、各自治体規模で行われる健診に設備含め参入しきれていない問題が生じています。
法律の整備も着々と進んでいます(下図)。
04ロービジョンケア
疾患や外傷により視機能が低下/失われた状態(ロービジョン)の見えにくさを様々な方法で補いQOL(生活の質)・QOLV(視覚生活の質)の改善を支援します。
評価検査だけでなく日常生活、学業や仕事の継続などの聞き取りや補助具(拡大鏡や拡大読書器など)の選定、視覚リハビリテーション施設との連携や視覚障害の等級申請や障害年金加入などアドバイスを行います。
まとめ
今回は視能訓練士のお仕事の紹介をしました。
眼に関わる様々な仕事です。今回まとめました内容を医師の指示のもとに行っていきます。