こんにちは、はっしーです。
毎日、本年の最高気温を更新する地域がでてきていますね!
気温もそうですが、真夏の日差し!
年々まぶしくなってきているように感じます(これは眼の老化現象の一つでもあります)。
そこで、眼科外来で、以前紹介したフィジカルサポートカラーレンズを薦めていた患者さんが実際にフィジカルサポートカラーレンズで眼鏡を作製され、「とってもよくなりました」と完成眼鏡の確認検査の時にお礼を言われることもでてきたので一度カラーレンズについて簡単にまとめてみようと思います(図とかはないです)。
フィジカルサポートカラーレンズ
さて、まずはフィジカルサポートカラーレンズ。
こちらは以前の記事をご覧ください。
hashico.hatenablog.com今回、お礼を言われたのはこのフィジカルサポートカラーレンズです。
その方々は主に日常で羞明(しゅうめい)、言い換えれば「まぶしさ」を感じておられた方々です。ご高齢の方や発達障害・グレー判定を受けている方々なのですが、日常的なまぶしさに各々の視覚特性上で得意な色を指し色として入れたレンズを使うことでまぶしさを抑えることができているようです。
そこで、まぶしさに関して。
一般的には「サングラスをかけましょう」ということが言われると思います。
サングラス
サングラスというのは、色味の濃淡はありますが、眼に入る光波長のすべてを減少・減光するものです。濃淡の具合によっては全体的に見えにくくなってしまう欠点があります。
偏光眼鏡
一方偏光眼鏡はまぶしさの原因となる物体に反射するような余分な光のみをカットすることを目的に作られた眼鏡であり、サングラスのように見えにくくなることが少ないものになります。色味によっては夜間の対向車のヘッドライトのまぶしさを取ることも可能です。私は普段運転時に眼鏡の上にかけれるオーバーグラスタイプの偏光眼鏡を使用しています。ネットでも気軽に買えます。しかし、実際の見え方も気になると思いますので置いてる眼鏡屋さんで試してみると良いと思います。
詳しくはメガネ屋さんに図説されていました。
meganestore.co.jp
遮光眼鏡
そして遮光眼鏡、こちらはかなり特殊なレンズとなります。フィジカルサポートカラーレンズの説明にも似たところがありますが、遮光眼鏡は緑やグレーといったレンズだけでなく赤やオレンジといった色味に強い特徴があります。それは人の感じる「まぶしい」光波長のみをカットするようにレンズを選定する必要がある特殊眼鏡です。まぶしいと感じる光のみをカットするのでレンズ独特な色味は強く感じてしまうことも多く、また色味・濃淡により運転等の活動に制約があるほどの効果があるものですので眼科もしくは専門の眼鏡店で合わせる必要があります。
調光眼鏡
最後に調光眼鏡。紫外線に反応して色が変化する不思議レンズを用いた眼鏡です。屋外では色づき、屋内ではゆっくり色が抜けていくという代物で、眼鏡の方でも掛け替えの必要がなく大変便利な代物です。しかし、色抜けに時間がかかることが多く、瞬間的な明るさの変化にやや難ありというデメリットもあります。
まとめ
以上、まぶしさに対してはサングラス、というのが一般的な考え方ではありますがまぶしさを抑える手段としては他にフィジカルサポートカラーレンズ、偏光眼鏡、遮光眼鏡、調光眼鏡といった選択肢もあります。
ご自身の感じるまぶしさ、ディスカウントで売っているサングラスだけで済まされていませんか?眼鏡屋さんの敷居は高く感じる方も多いです。眼科でまぶしさを訴える方もおられます。眼鏡士さんや眼科は見え方の専門家です。一度目の専門家に相談されてみてはいかがでしょうか。