こんにちは、はっしーです。
本日三菱アウトランダーPHEVのエンジンオイルを交換してきました。
PHEV車は特殊な駆動形式をとるため、エンジンオイルの交換頻度が通常のエンジン車と違いますので今回は交換記録の備忘録と今後の検証を行いたいと思います。
PHEV駆動形式
まず三菱アウトランダーPHEVの駆動形式について簡潔に説明します。
PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)は、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車です。この車両の駆動形式は以下のようになっています:
1. ツインモーター4WDシステム:
- フロントとリアにそれぞれ独立した電気モーターを搭載。
- 四輪駆動(4WD)で、前後のモーターが協調して駆動力を最適に配分します。
2. ガソリンエンジンと発電機:
- 2.4リットルのガソリンエンジンが搭載されており、バッテリーの充電や、必要に応じて直接駆動力を提供します。
3. ドライブモード:
- EVモード(電気モーターのみで走行)。
- シリーズハイブリッドモード(ガソリンエンジンで発電し、電気モーターで走行)。
- パラレルハイブリッドモード(ガソリンエンジンと電気モーターが両方で駆動)。
このように、アウトランダーPHEVはガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせることで、高い燃費効率と優れた走行性能を実現しています。
普段の用途によってエンジン負荷が変化する
三菱アウトランダーPHEVのEV容量(バッテリー容量)は、2024年モデルの場合、20.0 kWhです。この大容量バッテリーにより、純電動走行(EVモード)での走行距離は、およそ87 km(WLTCモード)となっています。これは、日常の通勤や買い物などの短距離移動に十分な範囲をカバーしています。
しかし、エアコンの使用やアクセルワーク、坂道頻度によりカタログ値87kmのEV走行は難しく私の場合おおよそ60kmほど電気走行が可能ですが、通勤の帰路やバイパスの加速時などではバッテリー消費を抑えるためや自動切換によりエンジン駆動を行っていることが多いです。長距離ドライブの場合は早い段階でバッテリーがなくなりエンジン駆動で行程を楽しむこととなります。
そうなると実際に走行した距離は電気モーターとエンジン駆動で走行した距離を合算したものとなり、従来のエンジンオイル交換の目安距離が通用しないこととなります。
従来のエンジンオイル交換頻度
私の場合過去所有していたマツダRX-7(FD3S)であれば2500km、ホンダCivic typeR Euro(FN2)やS660であれば3000kmとスポーツモデルであれば~3000km程でした。また日産セレナやモコ、現所有の三菱eKクロススペースであれば~5000km。という基準で考えていました。
アウトランダーPHEVのメーカー推奨は?
メーカーのQ&Aには「標準的な使われ方の場合には「15,000キロまたは1年」以内、シビアコンディションと呼ばれる厳しい使われ方の場合には「7,500キロまたは6か月」以内が、交換指定時期です。」と記載されています。やはり、通常のガソリン車に比べ推奨される交換目安も距離は長めな設定となっています。
そこで、もう一つ問題です。
標準的な使い方と厳しい使われ方、この定義は人それぞれ違うと思います。
今回の交換における走行距離は16610km
前回の交換は8800kmでした。
新車登録は2023年12月、週6日往復50km以上の通勤でエンジン駆動も多いほうと位置づけしていますので8-9000kmでの交換をしてみています。今回は2回目の交換でしたのでフィルター交換もしてもらいました。エンジンオイル交換は車体購入時のオマケでエンジンオイルチケット(3回分12600円)を2セット貰っていますのでオイル代・交換工賃はかからないのですが、フィルター交換は別なので1815円支払いました。
交換後には整備士さんにオイルの色をチェックしてもらっています。前回は「あまり汚れていない」といわれましたが今回は「綺麗、とも言えませんしすごく濁ってるとも言えない。交換んはちょうどよい使用感です」とのこと。
整備士さんがそういうのであればきっと間違っていないはず(笑)
毎日EV走行のみなのであればもっと交換までの距離は伸ばしても良さそうです。
まとめ
今回は三菱アウトランダーPHEVのエンジンオイル交換の頻度についてでした。
アウトランダーに限らず市販されているPHEVは増えてきています。エンジンオイルの交換目安はメーカー推奨が存在しますが、エンジン駆動時間・距離が鍵となると考えています。普段のエンジン駆動率を考えて走行してみると良いと思います。
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