はっしーの日記

眼科のこと、生活の事、色々綴ります

視能訓練士協会 入る?入らない?後編

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こんにちは、はっしーです。 前回に引き続き、視能訓練士協会へ入るか入らないかを悩んでおられる方へ協会加入についてまとめていきます。 今回は視能訓練士協会に加入する際に発生する費用面についてからまとめます。

 

費用(入会金・協会費(年会費)・生涯教育登録料)

初期費用

初めに必要なのは以下の3つです。
入会金 3000円 協会費(年会費) 10000円 生涯教育登録料 2000円
本当にはじめだけ必要な入会金毎年1回口座登録しておけば自動引き落としされる年会費、そして協会に入るのであれば登録しておきたい生涯教育の登録料です。
 
新人さんや若い方には大変大きな金額です。
 

協会加入有無に関わらずスポットで発生する費用

その他、実際に学会(学術大会)や講習会・勉強会に参加する場合には各会で参加費や出張費などが別に発生します。
ただし、協会へ加入せずとも各種学会や講習会に参加する場合にはそれぞれの参加費や出張費はどなたにも負担が発生しますが、視能訓練士協会主催の学会、日本視能矯正学会では会員割引が適用されます
 
学会・講習費は学びを進め続けなければならない医療職には必ず負担が生じてくるものですが、そこに協会費もプラスして払うメリットがあるのか、ということで次に進みます。
 

協会加入と就職・給与・交渉

就活において協会加入はステータス

私の経験からの話になりますが、
 
「協会へ加入している(しようと考えている)」というステータスは就職活動や給与交渉に使えます。
 
先に述べましたように、協会は視能訓練士の職能団体として学会や講習会など卒後教育・生涯教育を行ってくれています。このことは就活・交渉において
 
私は、働きながらも学びを止めません、進み続ける意欲があります
 
という交渉カードになります。言葉だけより協会員であるということにより自身に箔を付け、勤務先へアピールできるものです。再就職であっても協会員と非協会員であれば協会員の方が学びを進めていると好印象が得られやすいです。 また、職場によっては費用を支払ってくる場合もあります! 就職面接時を例に挙げますが、
 
視能訓練士協会に加入して研鑽を積みたいと考えているのですが、学会参加費や年会費などの補助制度はございますでしょうか?
 
 

と聞いてみるとよいでしょう。 もし、制度がなくても「考慮いただけるのでしょうか」と話をしておくことが待遇・給与交渉の第一歩です。 面接時でなく現在働いている方であっても、制度の確認や総務・事務へ尋ねてみると良いと思います。 断られても時期を開けて毎年聞いてみる。 「前年は協会員として割引もあり〇〇学会や〇〇の講習会に参加してレベルアップできた」など 地道なアピールとアプローチで実を結ぶこともあります。諦めずコツコツ交渉してみましょう。

経験談

私の1つ目の職場は公立病院でしたが、年会費は毎年申請することで支払った分は後日病院が精算くれていました。「今まで他の職種含めて医師以外では申請されたことがない」と前例がありませんでした。事務の認識では「医師が学会に所属するのは通例であったのに医療職が協会(学会)に所属するとは知らなかった」ということでした。研鑽を続けるために看護師含め学会に所属している職員が多くいる事を事務方が知らなかったわけです。結果、意欲があるのであれば支払われますと許可がでました。

まとめ

前回と今回で、視能訓練士協会とその加入について、費用も含めた話をさせていただきました。
次回以降で実際に協会員になってから、どんな恩恵があるのかなど、もう少し踏み込んでお話ししたいと思います。
ありがとうございました。